3畳図書スペース

3畳の部屋で読んだ本についてコツコツと書いていきます

【刻読6冊目】『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』は考えることについて分かりやすく書かれた良書

GAFAの部長になった著者が恩師から学んだキャリアの基礎となった仕事の考え方

 


40歳でGAFAGoogleAppleフェイスブック、アマゾン)のシニアマネージャーになった著者。その原動力となった仕事の考え方は20代の頃、会社の上司であるN氏から教わったものです。N氏から教わった仕事に対する考え方が、会話を含めた文章で分かりやすく書かれています。タイトルに思考法とあるように、「考えること」についてページが多く割かれています。また「考えること」以外にも、仕事に役立つ教えが書かれている本です。

 

本を読んだきっかけ

きっかけはネットで話題の本として紹介されている記事を読んだ時に、「人に仕事を頼む時は背景を全て話す」という言葉に共感を覚えたためです。

自分も今まで背景を知らないために、仕事で痛い目にあった経験が何度もあります。

背景を話すことの大切さを教えてくれるようなメンターの教えを学びたいと思い購入しました。

 

本の紹介

タイトル:40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法

著者:寺澤伸洋

出版:KADOKAWA

初版:2020年11月13日

 

美味しいカレーの作り方は?と聞かれたら何と答えるのか?

N氏から「美味しいカレーの作り方は?」と聞かれて、著者は材料を煮込んで、カレールーを入れて煮込むと答えます。

視野が狭い。もっと『全体像』を見ないと

とN氏に言われてしまいます。

 

N氏は著者に「提供する対象、包丁や鍋など準備に必要なもの、盛り付けなどの提供方法、提供場所」も考えるように伝えます。

 

自分も、もしカレーの作り方を聞かれたら材料と調理法を答えてしまいます。

視野が狭いと言われる時はやはり自分の立場、目線でしか考えていないことが多いです。全体像を見ると単純に思えたカレーの作り方でも沢山考えることがあることが分かります。

 

考えることについて聞かれたら何と答えるのか?

「考える」とは高い視点から全体像を見て、関連する項目に要素分解していくこと

どうすれば考えたことになるのか?分からなくなった著者にN氏が伝えた言葉です。

 

考えることについてここまではっきりと答えられる人はなかなかいないです。

上司によく「考えろと」言われて、「どうやって考えたら良いですか?」と聞いたら、「自分で考えろ」と怒られます。それは上司の中にも明確な答えがないからです。

 

また具体的に要素分解していくために、具体的に以下の4つの考え方が説明されます。

 

  1. 水平思考=全体像を考える
  2. 垂直思考=深掘りして考える
  3. 思考の高さ=自分以外の立場で考える
  4. 時系列を考える=現在だけでなく過去、未来も考える

 

自分も考えると言われてすぐに思いつくのは、5W1Hでしょうか?そもそも考えることは、「要素分解」と考えたこともなかったですし、まして「思考の高さ」、「時系列」なんて考えたこともありませんでした。確かにここまで考えたら、物事について「考えた」と言えるでしょう。

 

大元のストーリーを作れるようになることが大切

頼まれてエクセルを作成し業務改善をしていた著者にN氏は言います。

ワードのストーリーがあるからこそ、パワーポイントを作ることができる。そのパワーポイントの一部のデータ作成のためにエクセルがある。

さらに理由として

できるだけ若いうちに『ストーリーを作り、それをもって人に動いてもらう思考に変わっていくこと』が社会人とし成長する近道だ

と教えます。

 

確かにエクセルで集計して出てくるデータは重要ですがストーリーを説明する時の材料です。パワーポイントもストーリーを聞く人が分かりやすいように用意される資料です。

エクセル、パワーポイントを作るのに満足するのではなく、大元のストーリーを作れる人間、そしてそのストーリーを元に人を動かせる人間になることが重要ということです。

 

最後に

この本を読むまでは、自分の中で「考える」ということが自分の中で漠然としていました。それまではどうやって考えるか?から考えていたのでかなり時間をロスしていたと思います。

 

「考えることは要素分解すること」

ということを知り、考える時は迷わず、まずはこの本に書かれているやり方で要素分解してみようと考えるようになったのは自分の中で大きいです。

 

自分も20代の頃にN氏のようなメンターに出会っていたら会社員人生違っていたかもしれません。仕事に慣れてきて、色々仕事を任されたり、後輩が出来た方にオススメの本です。